なぜ、作編曲家「渡部絢也」は、音楽理論ブログを運営するのか?
ミュージシャンに役に立つ音楽理論やTipsを公開している本HP。
作編曲家・シンガーソングライターの渡部絢也です。
本記事では、音楽理論ブログを始めることになったきっかけや、どういう思いで運営しているかをお届けします。
作曲は、最高のエンターテインメント
音楽との3つの関わり「聞く・演奏・作曲」
多くの人が、音楽との関わりは、聞くことから始まりますよね。
中には、聞くだけでは満足できず、「私も演奏してみたい!」と演奏を始める人が出てきます。
「自分の演奏したい曲がない」「自分も作ってみたい」という方々は、自ら音楽を作曲するようになります。
つまり音楽には3つの関わりがあります。
- 聞く
- 演奏する
- 作曲する
そして、「聞く人>演奏する人>作曲する人」と、どんどん総数が下がっているんですね。
作曲は、この世で最も幸せな行為
「聞く・演奏する・作曲する」、その全てが楽しいことではありますが、私が一番好きなのは、作曲することです。
- 0から1を生み出す楽しさ
- 自分の世界観を表現できる喜び
- 出来上がったときの圧倒的な達成感
何にも代えがたい、この世で最も幸せな行為こそが作曲だと思います。
私は「自分自身が最高だと思う楽曲を作ること」を生きる目的と決めました。
作曲は、最高のエンターテインメントです。
作曲をして楽しむ仲間が、1人でも増えていけば嬉しいという気持ちを前提に、本HPを運営しています。
私の音楽との関わり方
仕事としての音楽
音楽を仕事にできたら最高だと思う方も多いでしょうし、私もその1人です。実際の所、演奏活動や作曲依頼で、私もお金を頂いて来ました。
石田ごうき氏著「音楽で一生食っていきたい人のための本」の中で、音楽で稼ぐ方法は、次の3つあると解説しています。
- 教育職:音楽の先生
- 技術職:作曲家・エンジニア・スタジオミュージシャン
- 表現職:アーティスト
私は会社員から独立し、音楽で食べていくと決めてからの10年間、表現職として音楽に携わることに注力してきました。
地元の秋田県で、ありとあらゆるお祭りやイベントに出演させて頂きました。また、自主企画ライブ・子ども向けライブと手を広げてきました。
そのように仕事として音楽に携わった結果、次のような問題が出てきました。
- ライブやイベントに出演しない時間はお金が稼げない。
- だから、ライブ出演の営業・イベント企画をし続ける必要がある。
- そうすると、そもそも楽曲制作のための時間が取れない。
- ライブ続きで、体力的な問題も発生する。
作曲が好きで音楽専業になったのに、逆に作曲をする時間がなくなってしまったなんて、本末転倒ですよね。
作曲が好き ≠ 人気のアーティストになりたい
そもそもの話として、私という人間や作る楽曲が多くの人に愛される大人気のアーティストになっていたら、もっと別のお金の稼ぎ方があったと思います。
しかし、そもそもの前提として、作曲をしたいという気持ちと、人気のアーティストになりたいという気持ちとは、全く別物であるということに気付きました。
もし、私が「自分の曲を良いと思って欲しい」「私自身を認めて欲しい」という欲求を強く持っていたとしたら、人気のアーティストになるためにもっと違った形で活動していたでしょう。
しかし私は、誰かに良いと思ってもらうことよりも、私自身が良いと思う楽曲を作ることに、より興味があります。それって、仕事としては成り立たないことなんですけど。
人の役に立ってこその仕事
ですから、私は表現職として音楽に関わるのを辞めることにしました。私がオリジナル楽曲を作るのは、私自身が最高だと思う音楽を作りたいからという、それだけの理由です。
表現職としての活動を辞めるという選択は、大きな選択ではありました。
しかし、表現を突き詰める過程で得た知見は、多くの人に役に立つものであると自負しています。
そのため、私は作曲活動で得た知見を本サイトで共有することにしました。私と同じように「より良い音楽を作りたい!」と考える同志の役に立ちたいと考えたからです。
2020年2月から始めた作曲解説をはじめた本サイトは、2021年1月、月間ユニークユーザー数5万人、月間PV10万回を達成しました。たくさんの方々にお役に立っていることを嬉しく思います。
また、より踏み込んだ知識を教材としてまとめ、販売を始めました。その一歩が、2020年12月に販売した「使えるギターコード進行集」です。
こうして、私は教育職として音楽に携わるようになりました。
表現職から、教育職・技術職へのシフト
音楽を通して人の役に立つという意味では、技術職である「作編曲のご依頼」もお引き受けしています。その内容は、CLIENT WORKSにまとめています。
今はコロナウィルスで出来ていませんが、幼稚園・保育園でのファミリー向けのライブ活動も大変喜ばれるものなので、続けていきたいと思っています。これも、どちらかというと技術職に近いですね。
表現職から、教育職・技術職へのシフトはしましたが、生き方として「楽曲を作って歌うシンガーソングライター」は貫き通していきます。
その覚悟として、作編曲家・シンガーソングライター渡部絢也と名乗っています。
まとめ
- 作曲を楽しむ同志を増やすため
- 最高の音楽を作る過程で得た知見で、多くの方々の役に立つため
この2つが、本HPで音楽理論を解説・販売している理由です。
きっとあなたの役に立てるものと信じています。
作曲という最高のエンターテインメントを一緒に楽しんでいきましょう。