
ギターを指でストロークするのは、コツが分かれば意外と簡単です。
次のような鋭いストロークも、指ストロークで行っています。
指ストロークには、使う指に秘密があります。
- アップストローク:中指・薬指
- ダウンストローク:親指
動画を使った解説をご覧頂く前に、まずは指ストロークのメリット・デメリットからご紹介していきます。
ギターを指でストロークするメリット
アルペジオ・ストロークを自由に行き来できる。
例えば、次のようにアルペジオ・ストロークを行き来する演奏ができます。
これにより、
- イントロでは指弾きから始まる
- 盛り上がった所でストロークに変化する
というような、動きのある演奏が可能になります。

ピックのストロークより音が良くなる場合も。
アコースティックギターのレコーディング時に、「パチパチ」というピッキング音が大きく収録されてしまうことがあります。
このようなパチパチとしたノイズは、他の楽器とミックスする際に邪魔になる場合もあります。指弾きストロークであれば、そのようなノイズは出ません。
ギターを指でストロークするデメリット
ピックストロークが、ジャンルと紐付いている場合がある。
例えば、*ファンクの大御所のナイル・ロジャースは、Thin(薄い)ピックを使うことで、グルーブのあるカッティングをしています。
*竹内一弘氏著「本当のグルーヴ・カッティング」からの情報です。ピックストローク上達に、かなりおすすめな本です。
次のようなファンクのフレーズを、ピック・指、それぞれでストロークしてみましょう。

指の演奏でも違和感なく聞こえる方もいるもしれません。しかし、ジャンル独特のグルーブを出すには、そのジャンルの通例に従うことも重要です。
私個人的には、細かいピックの弾き分けや、もったりとしたグルーブ感を出すのは、ピックの方が得意だと感じます。(特に顕著なのは、2小節4拍目の裏ですね。ピックの方が粘りがあります。)
指ストロークは、主にアコースティックギターに向いた奏法と言えると思います。
指ストロークのやり方
爪の状態
爪先の白い部分が出ているほど、硬質な音になります。
白い部分は、0.8~1.2mmくらいが基準ですね。親指の爪は、結構長めに残しています。
まずは動画で確認してみよう。
アップ・ダウンで、使う指を変えているのが分かります。
- ダウンストローク:中指・薬指
- アップストローク:親指
ダウンストロークのやり方
中・薬指を少し丸め、そのまま弦を擦るようなイメージでストロークします。指先に力は込めません。
人差し指は伸ばしていますが、弦に当たらないようにするためです。
ダウンストロークのアクセント
指に力を入れるのではなく、手首を振り下ろす速度を上げることで、アクセントを出します。
アップストロークのやり方
アップのタイミングで、親指を弦に当てて行います。力を抜き、弦をさするようなイメージ。
アップストロークのアクセント
脱力していた親指に力を込めることで、アクセントを出します。


色々な練習方法
習得のための基礎練習
4ビート
まずはダウンストロークのみを練習します。

DM7(9)は、左手の親指で5・6弦をミュートして、右手は全弦ストロークです。
8ビート
アップストロークを組み合わせてみましょう。

2・4拍目にアクセントをつけて弾いてみます。

16ビート

音を切ることで変化をつけよう。

ここではパームミュートを使います。
右手の側面で、1~6弦までを押さえることで音を切ります。
ブラッシングを入れ込もう。

右手親指と、親指と付け根を1~6弦に押さえつけるようにして音を鳴らします。
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【Key=F 難易度☆☆☆】
【Key=D 難易度☆☆☆】
【Key=Dm 難易度☆☆☆】
【Key=E 難易度☆☆】
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