SHURE GLXD16 ギターワイヤレス レビュー:有線より音が良い!?
ペダル型ワイヤレスシステムSHURE GLXD16をレビューしていきます。
私がGLXD16の購入を決めたのは、店頭で試した際、有線より音が良くなった!と衝撃を受けたことがきっかけでした。
他のワイヤレス機器は明らかに線が細くなったのに……!
この記事では、有線とGLXD16それぞれの音の違いを録音して比較します。 また、導入してから2年経ち、見えてきた長所・短所をご紹介します。
ワイヤレスシステムの導入を考えるギタリストに参考になりましたら幸いです。
GLXD16 VS 有線
比べ方
スピーカーから出た音を、コンデンサマイクでPCに録音して比べます。
- アコースティックギター:Larrivee D-09E
- シールド: FISHMANのAsterope Pro Studio 15”LS
- スピーカー:BOSE L1 Compact
- コンデンサマイク:Antelope Audio Edge Solo
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Discrete4
エレキではなく、アコギでの比較です。配線を変えてから、演奏し直して録音していますが、音の変化の傾向は分かるはずです。
聴き比べ
ストローク
GLXD16の方が、若干重心が下がり、太く聞こえますよね。だからって、高音域が削られているわけではないのがすごい!
アルペジオ
アルペジオの方が分かりやすいですね。GLXD16の方が音に芯が生まれる感じがする。
シールドの方こそ素の音なはずですが、艶っぽくて音楽的な音がするのはGLXD16の方です。
聴き比べまとめ
GLXD16を通すことで、音に芯が生まれ、聴き映えのある音になったのが分かります。「ワイヤレスは音が悪くなる」という常識を覆す結果となりました。
長所
長所いろいろ
- 音が良くなる!
- バッテリー容量が大きく、数回のライブの使用に耐えうる。
- 反応の遅れは感じない
- ミュート機能が便利
- チューナーのストロボ表示・反応速度がすごく良い
特にチューナーのストロボ表示が気に入っています。反応速度が早いのはもちろん、ストロボ式なので細かいところまでチューニング可能です。
ワイヤレスはそもそも楽。
ワイヤレス・システム全般に言えることですが、ライブ中にケーブルを気にする必要がないというのは、ものすごく楽なことです。
一度慣れると、有線のライブはテンションが下がってしまうレベル。
短所
電源アダプター
SHURE製品はどれもそうですが、電源アダプターに固すぎる部分と細すぎる部分があり、取り回しに不安を覚えます。固い方はグネグネと形状記憶してしまい、細い方はいつ切れるのかと不安!
ただし、通常のエフェクターに使う9Vのアダプタでも使用可能とのことなので、気に食わない方はそちらを使うのもありかと。
ノイズが絶対出ないとは言い切れない。
使用し始めてから60~70回ほどライブをして、1度だけ、プツプツとノイズが乗ったことがあります。ホールでライブをした際のことです。バラードを演奏するには、気になるレベルのプツプツでした。
システムが複雑だったため、GLXD16が原因だとは言い切れませんが、会場によってはノイズが乗る可能性があります。極めて稀なので、逆に安定性を褒め讃えたいレベル。
ホルダーは別途購入した方が良い
トランスミッターをギターのストラップに付ける際には、裏の金具で取り付けるのが普通だと思いますが、不安定なのでライブに集中できない人の方が多いでしょう。
私は「Zill and Rei+ SHURE GLXD16 トランスミッターホルダー」を購入し使っていますが、デザインも使い勝手もよく満足しています。
まとめ
GLXD16の一番のメリットは、私にとっては有線と変わらない音質ではなく、有線よりも良いと感じる音質です。
アコギは特に、シールドやエフェクターなどで、音質が変わりやすい楽器です。他社のワイヤレスシステムも試奏しましたが、音質は劇的に安臭くペラペラとした音になってしまいました。ワイヤレスで音質を求めるのであれば、GLXD16は良い選択だと言い切ります。
安定性・遅延を感じない・バッテリー長持ち・ミュートスイッチ付きと、他社の追随を許さないGLXD16。超おすすめです。
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