ミュージカルに使えそうな世界各国の音楽

rainysongame

祭り系

サンバ

ブラジル。

特に、「アフリカ系文化・奴隷として連れてこられた人々のリズム・ブラジル都市文化・カーニバル」などが混ざって生まれた音楽。「苦しみの中でも踊る」文化。

キーワード「祭り / 街 / 共同体 / 解放」

音楽的特徴

2拍子で、2拍目に重心がある感じ。
打楽器群 / 跳ねるリズム / 集団熱狂。

参考楽曲

有名曲
 落ち着いたサンバ。ミュージカルでも使えそう。

現代的なサンバ=パゴーヂ
ゆったりとしてて、物語序盤で使えそうな雰囲気。

カリプソ

カリブ海・トリニダード・トバゴを中心に発展した音楽。背景には、「アフリカ系文化・奴隷制・植民地文化・港町カーニバル」。つまり、「海を越えて混ざり合った文化」の音楽。「世間話・風刺ニュース・恋・社会・批判」などを、歌詞で面白く歌う文化。

キーワード「港町 / 色あせた建物 / 日差し / 人々の笑い」

音楽的特徴

スティールパン / 軽快なリズム / 歌中心 / 陽気だけど皮肉

参考楽曲

*超有名曲。楽しい!

*リトル・マーメイドの曲も、カリプソ由来

マンボ

1940〜50年代頃にキューバを中心に発展した音楽。都市の祝祭・色彩・躍動。

「アフリカ由来のリズム・キューバのダンス音楽・ジャズ・ビッグバンド」が合体。土着と都会的ショーが一体化。とにかく踊るための音楽。「あ~~ウッ!」が超有名。

参考楽曲

じゅうきdeマンボ(オリジナル)

バルカン音楽(東欧・ジプシーブラス系)

セルビア、ルーマニア、ブルガリア、北マケドニアなど、東ヨーロッパ〜バルカン半島周辺の民族音楽の総称。「オスマン帝国・東欧文化・ロマ(ジプシー)文化・教会音楽・村の祭り文化」などが混ざり合って発展。つまり、「様々な民族が交差する土地」の音楽。

キーワード「暴走する祭り・爆走ブラス・土臭さ・超速い・テンション高い。」

音楽的特徴

  1. 変拍子 かなり特徴的。7拍子9拍子11拍子など、独特なリズムが多い。
  2. ブラスの爆発力
  3. 土臭さと超絶技巧の同居
  4. 感情の振れ幅が大きい(一曲の中で、「泣く・笑う・踊る・暴走する」全部起きる。)

参考楽曲

*コミカルなシーンなどで使えそう。高速裏打ち「ンチャンチャ」

スカ

1950〜60年代のジャマイカで生まれた音楽。背景には、「アメリカR&B・ジャズ・カリブ海音楽・ジャマイカ独立前後の熱気 」がある。つまり、「新しい国の若者文化」。ポップスでも盛んに使われているジャンルでもあり、耳馴染みがある。

明るく楽しいので、こども向け音楽でもよく使われている。

音楽的特徴

  1. 裏打ち
  2. ブラス
  3. 前のめりの疾走感
  4. ダンス文化

参考楽曲

マイナー系のスカは、スパイものでも定番に。

レゲエ

1960〜70年代のジャマイカで生まれた音楽。流れとしては、「スカ→ロックステディ→レゲエ」と変化。背景には、「貧困・植民地支配の歴史・黒人解放思想・ラスタファリ運動・宗教・平和への願い」がある。つまり、「苦しみの中で、心を保つための音楽」です。

キーワード「精神・平和・愛・解放」

音楽的特徴

  1. 裏打ち
  2. ゆったりしたグルーヴ スカより遅い!
  3. ベースが主役
  4. 繰り返し 同じリズム・同じコード

参考楽曲

ゆったり平和を願う歌なので、物語中盤~終盤あたりで、皆で歌うのも良さそう。

海っぽさ

アイリッシュ

アイルランドの伝統音楽・民謡文化から発展した音楽。歴史的には、「イギリス支配・移民・貧困・故郷との別れ」などもあり、「陽気なのに切ない」という独特の感情が育まれています。「故郷を想う旅人の音楽」

キーワード「故郷 / 海 / 仲間 / 別れ / スタート!」

音楽的特徴

フィドル / ティンホイッスル / 軽快さと哀愁 / リファレンス

参考楽曲

すすめぼうけんのふね! *オリジナル

↑この曲はバラードで、だんだんと盛り上がる曲です。

エンディングとか、叙情を表現したいシーンに合うかも。

シーシャンティ

アイリッシュに似てるが、特に船上の労働歌

↑私の大好きなアーティスト

ハワイアン

ハワイアン音楽は、ハワイ先住民文化を土台に、「ポリネシアン文化・宣教師文化・西洋音楽・移民文化」などが混ざって発展しました。特に、「海・自然・家族・島の共同体」と深く結びついています。

音楽的特徴

ウクレレ/ラップトップギター/穏やかな揺れ/コーラス文化

参考楽曲

↓ハワイの最後の女王が作った歌

ポリネシアン(太平洋・海洋民族系)

「ハワイ・タヒチ・サモア・マオリ(ニュージーランド)・イースター島」など、太平洋の島々の海洋文化から生まれた音楽。海を渡る人々の音楽。ポリネシア文化は、「星を見て航海・海を越える・島々を渡る」文化。つまり、“旅そのもの”の文化。

音楽的特徴

  1. 太鼓と身体性
  2. 波のような反復
  3. コーラス文化
  4. 自然との一体感

参考楽曲

モアナの音楽

空&風っぽさ

北欧フォーク

「ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・アイスランド」などの民俗音楽文化。背景には、「長い冬・森・雪・湖・白夜・静寂」がある。

音楽的特徴

  1. 静けさ “感情を空気に溶かす”
  2. 浮遊感
  3. 冷たさと温かさの共存 「暖炉・家族・小さな共同体」を感じる
  4. 民族楽器 ニッケルハルパ・フィドル・フルート

参考楽曲

*悲しみ・寂しさを表現する場面に合いそう。

*とても好き!でも、ミュージカル的にするには骨が折れるか?

サーミ音楽

サーミは、北欧北部に暮らす先住民族。トナカイ遊牧などを行いながら、「雪原・ツンドラ・風・オーロラ」の中で生きてきた。その伝統歌唱が、「ヨイク(Joik)」。「自然と会話する歌」。精霊信仰。

音楽的特徴

言葉より声/風感/拍感が弱い

参考楽曲

*物語の始まりなどで使えそう。

*吐息混じりの歌など、歌的にはかなり面白い。

アンデス

「ペルー・ボリビア・エクアドル・チリ」など、アンデス山脈周辺の民族音楽。インカ文明などの先住民文化をベースに、「スペイン文化・カトリック・農耕文化」などが混ざって発展。「風と山の音楽」

標高3000〜4000m級の世界ーーつまり、空が近く、風が強い場所で、音が遠くまで抜ける環境で演奏されてきた。

音楽的特徴

  1. ケーナ 縦笛
  2. サンポーニャ パンフルート
  3. 哀愁と広がり 明るくも寂しい
  4. リズムは意外と素朴

参考楽曲

*歌モノ・3拍子。

土っぽさ

アフリカンポップス

欧米人がアフリカに抱いた印象から作られた音楽

アフリカンが作っている現代の楽曲

*どポップスだが、ミュージカルっぽさも感じる。

*アフリカンがやるファンク。
コーラスを含めて皆で歌う感じ=ミュージカルになったら面白いかも。
長時間ライブ動画

もう少し土着的な音楽としては、マダガスカルのSaramba “Alamino”というおすすめ曲があります。YouTubeの動画を他のサイトに貼れないため、リンクを参照。

日本の民族音楽

  • 祭りのお囃子
  • 子守唄 などなど

人と人との関係性の音楽

フラメンコ

スペイン南部・アンダルシア地方で発展した音楽。「ロマ(ジプシー)・アラブ文化・ユダヤ文化・スペイン民謡」などが混ざり合って生まれた。つまり、「流浪の民の感情」が核にある音楽。

キーワード「愛/衝突/情熱/プライド」

音楽的特徴

手拍子/足踏み/激しい抑揚/ギター/感情爆発

参考楽曲

*情感やば!
このまま歌っても、ミュージカルとしては使えないので、どういう使い方をするかは、要検討。

タンゴ

19世紀後半のアルゼンチン・ブエノスアイレス周辺で生まれた音楽。背景には、「ヨーロッパ移民・港町文化・貧困層・酒場・娼館・孤独」などがあります。「様々な人間が流れ着く都市」の音楽。「近づきたい。でも傷つく。触れたい。でも孤独。」そういう“人間関係の緊張”を音楽化したもの。

キーワード「孤独 / 男女 / 駆け引き / 抱擁」

音楽的特徴

バンドネオン / 切れ味あるリズム / 緊張感 / 官能性

参考楽曲

クレズマー(東欧ユダヤ系)

クレズマーは、東欧ユダヤ人社会の中で育った民族音楽。特に、「ポーランド・ウクライナ・ルーマニア・ハンガリー」などのユダヤ人コミュニティで発展。

もともとは、「結婚式のための音楽」が大きな役割。ただし背景には、「移民・迫害・流浪・離散」の歴史がある。つまり、「悲しみを知っている人々の祝祭音楽」ともいえる。「泣き笑いの音楽」。

キーワード「人間って、悲しいのに、どうして笑うんだろう?」

音楽的特徴

  1. クラリネット
  2. 独特の旋律(半音のうねり・装飾音・こぶし)
  3. 急に盛り上がる
  4. 踊りと涙の同居

参考楽曲

*おとなしい所からの爆発、おもしろい!

↑歌モノもあり。

小編成のバンド。こういう伴奏で、歌があってもいいかも。

セカンドライン

アメリカ・ニューオーリンズの黒人文化から生まれた、ブラスバンド・パレード文化です。葬儀の時に皆で騒いで送り出した。ワイワイガチャガチャ!

ブラスがそれぞれ遊び吹きして、微妙にズレる感じがかっこいい。

参考楽曲

じゅうきdeマンボ

クンビア(コロンビア)

コロンビアのカリブ海沿岸で生まれた、アフリカ・先住民・スペイン文化の融合音楽。

参考楽曲

街の賑やかさを表現するのに面白そう。

裏打ち。単純なリズムながらも、音色が様々な打楽器が面白い。

こちらは、もっと土着的。

西洋音楽

マーチ

「軍隊・国家・パレード・式典」「集団で歩く文化」の音楽。

キーワード「勇気・団結・希望・出発」

音楽的特徴

2拍子/前進感/ブラス&太鼓

ワルツ

宮廷・社交界・ダンス文化。空を舞う感じもあるかも。

キーワード「憧れ・夢・ロマンス」

音楽的特徴

3拍子・回転感・優雅さ

参考楽曲

教会音楽

キリスト教・教会・祈り

キーワード「崇高さ・慈愛・魂」

音楽的特徴

合唱/長い残響

Ave Maria

グレゴリオ聖歌

グレゴリオ聖歌は、中世ヨーロッパのキリスト教会で発展した宗教音楽です。主に、「修道院・大聖堂・礼拝 」で歌われました。「天へ祈りを上げる」音楽。

参考楽曲

*信仰を表現するシーンで使えそうだが、歌がゲキムズか?

バロック舞曲

王侯貴族・宮廷礼儀

「美意識・上品さ・秩序」

音楽的特徴

規則性/装飾/均整

バッハ

ジプシー音楽

ジプシー音楽は、ヨーロッパ各地を旅してきたロマ民族(Romani)の音楽文化です。

ルーツは、もともとインド北西部あたりと考えられていて、長い年月をかけて、「中東・バルカン・東欧・スペイン」などへ広がりました。「旅の中で混ざり続けた音楽」と言える。「国を持たない・迫害・流浪・差別 」を経験しながら、「それでも情熱的に生きる」音楽。

音楽的特徴

超絶技巧/感情爆発/テンポ変化

参考楽曲

他の地域の特色のある音楽

ガムラン(インドネシア)

ジャワ・バリ・宮廷・宗教儀式・精霊信仰

— 時間が循環する音楽

音楽的特徴

金属打楽器/鐘のような響き/循環リズム

参考楽曲

*ガムランを独自解釈して、映画のテーマ音楽に。

*不安感などを表現するのに使えそう。

インド音楽

*この曲と映像の迫力はすごい!!

こちらは、インド古典音楽ですね。

バングラ/ベンガル周辺

川と詩の音楽・詩的・流れる旋律・哲学的歌詞

特定ジャンルじゃないが、参考になりそうな世界のアーティストの音楽

ムッシュ・ペリネ(Monsieur Periné)

コロンビア音楽を土台に、1920年代ジャズやジプシージャズを混ぜて作った、架空のレトロ音楽をやる、音楽グループ。

スウィングジャズを感じる。

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