「ゼロ秒思考」の効果! 頭すっきり&メンタル好調
「ゼロ秒思考」は、超実用的な思考術の本です。
読んでから数年経ちますが、「ゼロ秒思考」を使い続けています。
生をまっとうしている間は、
活用し続ける気がする……。
人類には皆おすすめですが、特に下記の方におすすめです。
- 頭の中で考えごとをして、いつも堂々巡りな人
- 人と話すことで、頭をすっきりさせる傾向のある人
- 物事を体系化するのが苦手な人
この記事では、赤羽雄二氏著「ゼロ秒思考」のレビューと、ゼロ秒思考に役に立つグッズを紹介します。
「深く考える」とは、メモを書くこと。
頭の中で考えているつもりが、実際は同じことを堂々巡りして、考えているつもりになっていることも多いものです。
結果他人から「考えが浅い」と言われたり、自分自身をそう評価する人もいるでしょう。とはいえ、どう考えを深めたらいいのかが分からない……。
「ゼロ秒思考」の序文で、著者の赤羽氏は「深く考える」方法を編み出したと記しています。その方法とはズバリ、メモを書くことです。
メモの書き方
ゼロ秒思考の真髄は、メモの書き方にあります。
メモの書き方のフォーマット
ゼロ秒思考では、メモの書き方を明確に指定してます。
メモに書き出す内容は
頭に浮かんだ内容を、浮かんだ端からガンガン書いていきます。
のように、思いついた内容をガンガン書きます。自分との会話風になっても問題なし。
- 書く順番を考えずに、思いついた順に書く!
- これは書いちゃだめかな?とか、思わないで、とにかく書く!
- 1分以内に書ききれるように、急いで書く!
逆説的ですが、深く考えるためには、考えずに書くというのが、ゼロ秒思考の面白いところです。
同じ題材を違った角度から何枚も書く。
ゼロ秒思考を一枚書いたら、違う角度からも書き出すようにします。
例えば、上の画像の例で言えば、
- ○○ちゃんとの約束について、本当はどう思っているか?
- 返事はどうするか?
- 仕事のタスクには何があるか?
- 仕事の優先順位はどうか?
など、考えを深める起点がいくつもあります。今度はこれらをタイトルにして書き出します。
誰に見せるわけでもないので、普段は口に出さない負の感情もガンガン書いてOK。
ゼロ秒思考のメリット
本書内で語られるメリット
- 頭が整理できる
- 自信が出てポジティブになる
- 腹が立たなくなる
- 急成長できる
などが挙げられています。
実際にやってみて感じた効果
メンタルケアとしての活用ができる。
感情の起伏が激しいことが昔からの悩みでしたが、ゼロ秒思考をはじめてからは、下がったメンタルを意識的に持ち直すことができるようになりました。
メモを書き出す量と、「イライラする」「落ち込みやすくなる」などのメンタルには相関関係があると感じています。A4用紙数枚で、精神の不調を改善できるのであれば安いものです。
文章作りに活用できた。
仕事で文章を書く機会の多い方にも、ゼロ秒思考はおすすめです。
頭の中でうんうんとひねり出す方法では、文章を書くのに時間がかかって仕方ありません。
- ゼロ秒思考で思いを書き出す
- 書き出した内容を元に、文章を書く
- 推敲して文章完成
ゼロ秒思考で、思いの種をたくさん見つけておくことで、完成までの時間を短縮することが出来ます。
私自身は、朝に思いを書き出す時や、ブログの原稿作り、また歌詞の制作に活用しています。
申し遅れましたが、私作編曲家・シンガーソングライターをやっております。
ゼロ秒思考に役立つグッズ
ここでは、ゼロ秒思考するのに便利6種のグッズを紹介します。
- 水性ペン
- バインダー
- タイマー
- A4用紙
- クリアファイル
- カバーアップテープ
水性ペン PILOT VCORN(ブイコーン)
本書内でも紹介されている水性ペンVコーン。とにかく滑りが良く、軽く、気持ちよく書くことができます。
紙にひっかかる感じもない! さすが著者、赤羽氏推奨「赤羽さんのペン」ですね。
バインダー
私自身、最初は100均のバインダーを使っていたのですが、良いバインダーを使うと、ゼロ秒思考も捗ります。
家庭用のおすすめ:マグフラップ
キングジムのマグフラップは、ガッチリと堅牢! そして、高級感がたまらないのです!
外出時用のおすすめ:クリップファイル
書き終わった用紙を挟める場所があるので、外出時にすごく便利です。家で書く分には、表紙を開けるのが煩わしいので、前述のマグフラップがおすすめです。
タイマー
1分測れるタイマーがあると便利です。スマホは、気が散ります。
こちらのタイマーは、背面に磁石が付いているのがすごく便利です。
A4用紙
「もったいない」とは思いつつも、真っ白なA4を使ったほうがゼロ秒思考に集中することが出来ます。A4用紙は箱買いが一番!
クリアファイル
仕分けの際に使うクリアファイル。
買い足すのが面倒なので、一気に買ったほうが楽。
カバーアップテープ
これも本書内で、紹介されている商品。貼って剥がせるテープです。
仕分けの際、分類名を書いてクリアファイルに貼っておき、A4メモを仕分けします。
ゼロ秒思考以外でも、使えて超おすすめ!
棚に貼って、何が入っているか外から分かるようにしています。
ゼロ秒思考に物申す。
ゼロ秒思考には、メモの保存方法についても記載があります。
しかし、一点気になるのが、メモは「決して捨てず、取っておくほうが良い」という一文です。
仕事上のアイデアなどは読み返すこともあるので、そのとおりだと思いますが、捨てた方がいいメモもあると感じています。
古紙回収に出すべきメモ
それはネガティブな感情を書いたメモです。
自分のネガティブな思いを綴ったメモが、手元にあるのは気分が悪いです。こうしたメモは、後生大事にとっておくよりも、さっさと古紙回収に出した方が、心の健康に役に立ちます。
羽賀ヒカル氏の著書「書けば叶う」では、悪い念はトイレットペーパーに書いて流せと書いてありましたが、まさしくそんな感じ。
本書最後で「書き出した時に大きな価値がある」と締められているように、悩みは、書き出してすっきりすることに意味があります。
そのようなメモは、古紙回収に出してしまいましょう。
まとめ
ゼロ秒思考で、メモ書きすることのメリットは計り知れません。
ぜひ本書を確認し、実生活をより充実したものにしてみてください。
>>赤羽雄二氏著「ゼロ秒思考」の金額は?