Sugar Bytes Looperatorレビュー 多彩なFXで無限のサウンドを。
rainysongame
Looperatorは、ドイツのSugar Bytes社が販売しているマルチFXです。
オーディオを16ステップにスライスして、スタッター・フィルター・ディストーション・リバーブほか、豊富なエフェクトをステップごとに切り替えます。
見た目はオモチャのように楽しげ。しかし、ユーザーエフェクトの作り込みも可能で、今まで作れなかったサウンドの追求も簡単!
サウンド・動画付きで徹底レビューしていきます。
Looperatorのサウンド
今回は検証用に、4トラック・4小節の楽曲を作りました。
- リード
- シーケンス
- ベース
- ドラム
これらのトラックに個別にLooperatorを使ってみました。
②はもはや別物になっていますね。
Looperatorをどんな設定で使っているのか、動画で見てみましょう。
スライス・ループが大変強力ですね。テープストップも、使い勝手がよく気持ちの良いサウンドになっています。
Looperatorの操作説明
ここが分かると便利!という部分をかいつまんでご紹介します。
ステップ部分のショートカットキー
- 右クリック:消す。
- SHIFT+ドラッグ:リンク(タイ)の設定
- ALT+クリック:ランダムの設定
- ドラッグ上下 or ホイール or Ctrl+クリック:エフェクトを変更
特に上2つの操作は多いと思いますので、覚えておきましょう。
MIDI操作
MIDIでLooperatorへの指示ができます。
プリセット選択画面から、鍵盤にプリセットを設定できます。
ちなみにプリセット数は300以上登録されています。
【超深堀り】ユーザーエフェクトの操作
ユーザーエフェクトの設定は、相当こだわることができます。
具体例を動画で説明します。
特に動画内で説明しているWet Panの設定は、かなり使える設定だと思います。
CPU負荷
これだけ複雑なことができるのに、CPU負荷は0~1%。レイテンシーは0msです。動作自体も大変軽快。
●PCスペック
- OS:Windows10 64bit
- CPU:AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core]
- メモリ:64GB
- DAW:Studio One5.4
- サンプリングレート・解像度:48kHz・32bit float
- バッファーサイズ:512samples
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Discrete4
まとめ
以上がSugar Bytes Looperatorのレビューです。
見た目とは裏腹に、物凄く複雑なこともできますし、ランダムに任せる楽しさもあります。
特に、電子音楽を作る作編曲家・トラックメイカーにおすすめなプラグインです。
音楽監督作品「ミュージカル青春するべ!」
プロフィール