Thenatan PERX レビュー 新感覚パーカッション音源
アラブ首長国連邦のプラグインメーカーThenatanから、PERXという新感覚パーカッション音源がリリースされました。日本での言及がネット上で見られないので、人柱になったつもりで購入しました。
- 珍しいサウンドを出せる。(一般的なパーカッションではない。)
- シーケンスパターンのみ演奏可能。(単音演奏が不可。)
サウンドを聴きながら、PERXに迫っていきましょう。
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PERXのサウンド
単独でのサウンド
最初は、見た目からして、UVI Percussion Factoryのような、スタンダードなパーカッション音源だろうと思いました。
しかし、見た目とは裏腹にかなり尖った音が出てきます。
ランダム機能で、私が作ってみたのが、以下のサウンド。
公式のプリセットサウンド集はこちら。
他の音源と組み合わせる
「何に使うんだ?!」というサウンドもあったかもしれません。
上記で紹介した音源のように、8つのレイヤーを一斉に鳴らしてもよいのですが、1~3個シェイカーのように音を重ねながら使うと、便利そうです。
例えば次のように。
まずはドラム単音。
これにPERXを足します。
異質なパーカッションが、緊迫感を煽っていますよね。
普通のシェイカーではない。だけど面白いサウンドを追加したい!
そんな時に、役に立ちそうです。
PERXの操作
普通の音源なら、単発の音もキーボード演奏できそうなものですが、PERXはシーケンスしか演奏できない、根性の座った操作感となっています。
具体的には、C2~C3までが、1~8のサウンドに対応しており、予め設定したシーケンスを鳴らします。D3が8つのレイヤーを同時に再生します。
シーケンスは、左上のボタンから調整することができます。
シーケンスは、ベロシティを指定するもの。小さな丸が下にあると、ベロシティ0で音が出ません。
それぞれのサウンドは、エフェクトやモジュレーションをかけることができるので、単音の連打が、発音ごとに変化させて、飽きのこない音を作れます。
CPU負荷
CPU負荷はそれなりです。Superior Drummer3などと一緒。
- OS:Windows11 64bit
- CPU:AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core]
- メモリ:96GB
- DAW:Studio One6.6
- サンプリングレート・解像度:48kHz・32bit float
- バッファーサイズ:1024samples
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Discrete4
まとめ
以上が、Thenatan PERXのレビューです。
正直なところ、この独特なサウンドが欲しいかどうかで、大きくPERXへの評価が変わるところでしょう。私は劇伴で、いずれ使えそうだと思って購入しました。
トラックメイカーや実験的な音楽を作る方にも、おすすめです。
Thenatanは、頻繁にセールを行っていますので、セール時を狙って買いましょう。
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