Toontrack Latin Cuban Percussion&Drums レビュー 暑苦しい常夏サウンド!

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Toontrack Latin Cuban Percussion&Drums は、キューバの熱を感じるパーカッション・ドラム音源です。(それぞれ別売りの姉妹製品。)
- 暑苦しいほど濃い熱量を感じるサウンド
- PercussionとDrumsを組み合わせた時の一体感が抜群
- 密度感とライブ感のあるサウンド
コンガやボンゴの音源なら、わざわざ専用音源を買わなくても困らないほど世の中にありますが、それでも使いたくなる本プラグインたち。
サウンドを聴きながら、魅力に迫っていきましょう!
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サウンドを聞く。
まずは、楽曲の中のサウンドを聞いて頂きます。
私の子ども向けのプロジェクトから、「じゅうきdeマンボ」という楽曲例です。
お次は、Percussion・Drumsだけの音源です。

これだけを聞くと、「普通のパーカッションやドラムと何が違うんだ?」と感じる方もいるかもしれません。
同じパーカッション音源でも、Stories SDXに収録されているような、明瞭でHi-Fiな傾向ではなくて、ちょっと荒々しさも兼ね備えたサウンドなのが特徴です。
音の周波数帯域が満遍なくというより、中高域に寄っているようなイメージ。ワイドというよりも、少し中央にギュッと寄ったような密集感を感じるサウンドです。
もっと簡単に言えば、「常夏感・暑苦しさ」を感じるサウンドです。
暑い楽曲を作りたい時は、確実に手を伸ばしたくなる質感ですね。
Latin Cuban Percussionを深堀り
収録楽器

コンガは3系統あり、Conga2が一番高く、続いてConga1・Conga3と低くなっていきます。曲のキーやアレンジに合わせて、組み合わせを変えて使えるのが便利です。
ウッドブロック・カウベルも複数種類収録。
トライアングルやシェイカーなども、ラテン音楽に馴染むものが最初からチョイスされているので、他の音源と音の方向性を擦り合わせる必要がなく、安心して使えます。
もちろん、ラテンといえばの楽器「ティンバレス」も収録されています。
ただ、この音源の魅力は、単純に「ラテン系パーカッションが一通り入っている」ということではありません。
個人的には、音そのものの暑苦しさが一番の特徴だと感じています。
競合音源 Spotlight Collection Cuba
おそらく競合になるのが、Native Instruments Spotlight Collection Cubaあたりでしょう。

Cubaは比較的きれいに整った、基本に忠実なサウンドに感じます。
一方、Latin Cuban Percussionは、もっと中高域にエネルギーが集まり、演奏も音像もギュッと密集している印象です。
Hi-Fiできれいというより、ライブ感・荒々しさ・熱気が前に出てくる音。ここが、他のパーカッション音源を持っていても、Latin Cuban Percussionを使いたくなる理由です。
この熱量のあるサウンドには、録音環境も関係しているのかもしれません。
Latin Cuban Percussionは、世界的に活躍するパーカッショニスト、リッチー・フローレスを迎えて制作された音源です。レコーディングは、ニューヨークの老舗スタジオ「Sear Sound Studios」で行われています。
気になる点を強いて言えば
まず、MIDI配列がぐちゃぐちゃで演奏しづらいこと。
私自身は、専用のピッチリストを作り、楽器ごとに並べ替えて使っています。

また、「ラテン系パーカッションを何でも網羅した音源」というわけではありません。
たとえば、サンバに欠かせないスルドなどは入っていません。
サンバはブラジル音楽なので、キューバ音楽をテーマにした本作に入っていないのは当然ですけどね。その意味では、「ラテン全般の総合音源」というより、「キューバ系の熱いパーカッションサウンドに特化した音源」と考える方がいいでしょう。
Toontrackには、ぜひサンバ系のライブラリも作ってもらいたいところです。
Latin Cuban Drumsの特徴
Latin Cuban Percussionとの相性が抜群に良いのがポイントです。

冒頭のタムの音も、リリースが短いながらアタックに常夏感を感じ、かつ、コンガなどと干渉しないのが最高です。
スネアも、スコーンとした音なのが、気持ち良いですよね。
キックも、デッドかつ程よいアタック。
キット選びに悩むことなく、ラテンっぽいサウンドが欲しければ、1stチョイスです。
わざわざラテンっぽい音のキットを探したり、作ったりする必要なく、時短&安心感が得られるのが一番のお気に入りポイントです。
CPU負荷
今回はSurperior Drummer3上で動かしていますが、内部エフェクト次第でCPU負荷が変わります。

今回の場合は、Percussionの「High & Dry」というプリセットが、少し重たいですね。
●PCスペック
- OS:Windows11 64bit
- CPU:AMD Ryzen 9 3900X [3.8GHz/12Core]
- メモリ:96GB
- DAW:Studio One7.2
- サンプリングレート・解像度:48kHz・32bit float
- バッファーサイズ:1024samples
- オーディオインターフェース:Antelope Audio Discrete4
まとめ
以上が、Toontrack Latin Cuban Percussion&Drumsです。
本ソフトの購入に迷うとしたら、暑苦しい曲が作りたいか否かで判断して下さい。
おそらくコンガ・ボンゴなどの音は、世の音源に無数に収録されているはず。それでも本ソフトを選ぶとしたら、サウンドの密度感・ライブ感・熱が決め手でしょう。
若干むさ苦しさを覚えるほどの濃厚なラテンのサウンドが欲しければ、おすすめです。
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