【Media Integration寄稿】Soundwide Intro Bundle解説記事
Media Integration様のHPに、Soundwide Intro Bundleの解説記事を寄稿しました。
Soundwide Intro Bundleは、DTM界を牽引する4つのメーカー・ベンダーがタッグを組んだ記念に販売しているバンドルです。
- Native Instruments
- iZotope
- Plugin Alliance
- Brainworx
そうそうたる顔ぶれですね。
全15種類のプラグイン+国内限定特典4種類が収録されており、通常289,520円相当のプラグインを、98%オフの6,600円(税込)で、6/15までの期間限定でご購入頂けます。
本記事では、取り扱った商品に対する感想を補足的に解説します。
忖度なしで、私が感じたままに書かせて頂きます。
収録プラグインについて
Native Instruments
- Massive:シンセ
- Guitar Rig 6 LE:マルチFX
Massiveは、ウェーブテーブルシンセとして一世を風靡した音源です。
正直な所、出音はあまりクリーンではなく、時代を感じるサウンドです。
ただし、ネット上にかなり多くのTips記事があります。シンセを0から学びたい人は、教材がたくさんあるので、足がかりになるでしょう。
Guitar Rig 6 LEは、ギターアンプシミュレーターとして作られているものですが、ギター以外用の用途にも使えるマルチFXです。
私は、正式版を所持していますが、使ったことがほとんどありません。(参考にならず、申し訳ない!)ネット上では「Guitar Rig6になってから、使えるエフェクトになった!」という意見を目にするようになりました。
iZotope
- RX Elements:ノイズリダクション
- Neutron Elements:AI自動ミックス
- Nectar Elements:Vo AI自動ミックス
- Ozone Elements:AI自動マスタリング
- VocalSynth 2:ボコーダー
- Trash 2:ディストーション
- R4:リバーブ
- NIMUBUS:リバーブ
私自身は、iZotopeの製品は、Music Production Suite 2を買って以来、更新をしていません。(記事更新時点では、5になりました。)
最初の内はかなり頼りにしていたのですが、段々と耳が鍛えられて、他のプラグインでも代用できるようになりました。
「基準を知るには、最高のプラグイン」だと思います。
最初はAIに任せきりになると思いますが、「あれ?」と思う部分は、積極的に自分でいじって、自身のレベルアップに使いましょう。ダメになったら、元に戻せばいいだけです。
Neutron4も発売され、今年は続々と新製品も出ると思います。Elementsでも十分働いてくれますが、「良いな。」と思えば、アップグレードしても良いと思います。
Brainworx
- bx_console N
- bx_digital V3
- bx_subsynth
- bx_delay 2500
- bx_stereomaker
Brainworxのプラグインをきちんと使ったのは、実は今回が初めてでした。一つ一つ堅実な製品ですね。
正直な所、他社のプラグインで代用できるプラグインは多いかな。というのは思います。
例えば、bx_digital V3などに含まれるMono-maker(帯域を指定してモノラルにする機能)は、NuGen Audio Monofilterが上位互換になるでしょう。
bx_subsynthの上位互換には、Leapwing Audio RootOneがあります。
しかし逆に言うと、それらの高価なプラグインの代用品が、こんなにも安価な金額で揃うというのは、かなりすごいことだと思います。
特に今回気に入ったのは、bx_stereomakerですね。これは大変面白いプラグインです。寄稿記事内の使い方もぜひご覧ください。
おまけ
- UJAM Virtual Guitarist SPARKLE:ギターカッティング音源
- The Amazonic:民族音源
- Bitwig 8-Track:DAW
- Sonarworks SoundID Reference Headphone Edition動作期間限定版(8/31まで):ヘッドホン改善
この中での注目は、やはり本HPでもレビューしたSoundID Referenceです。
ミックスの上達に欠かせないのは、モニター環境を良くすることです。これがなければ始まりません。
SoundID Referenceを使った上で、iZotopeの自動ミックス機能を使いましょう。
ミックスの概念が変わると思いますよ。
イチオシプラグインは?
生録音をする方は、bx_stereomakerが便利で、面白いプラグインだと思います。
モニター環境を改善するSoundID Referenceも、期間限定とは言えイチオシです。
あと、iZotopeのAI自動ミックスを試したことがない方には、やはりおすすめです。
Soundwide Intro Bundleまとめ
空間系は、リバーブ2種類(R4、NIMBUS)、ディレイ1種(bx_delay 2500)。
ステレオツールも充実ということで、隙がないバンドルだと思います。
寄稿記事にも書きましたが、プラグインをあまり所持していないDTM初心者~中級者にとっては、夢のようなバンドルだと思います
期間限定の製品なので、この機会にぜひどうぞ。