PreSonus FaderPort v2レビュー! かゆいところに手が届くフィジコン
PreSonusのフィジカルコントローラーFaderport v2。
使い始めてから半年以上経ったのでレビューしていきます。
- FaderPortが気になっている方
- StudioOneをもう少し便利に使いたい方
に、使用感をお届け致します。
FaderPortは、孫の手的ガジェット。
孫の手って、なくても頑張れば背中かけるけど、あったら便利ですよね。
FaderPortって、まさにそんな感じ。
キーボードショートカットを多用される方であれば、キーボードで事足りるじゃん。って方もいるかもしれません。ただ、普段の作業がちょっとだけ便利になります。
この機能が便利!
つまみでナッジできる。
ナッジは、MIDIノートを少しずらす機能のことです。例えば、ピアノのコードは、ナッジしてばらつきを出すことで、自然な感じを演出しますよね。
Studio Oneだと、ナッジのキーボードショートカットは、Alt+右矢印 or Alt+左矢印と、同時押しが少し面倒くさく、時間がかかります。FaderPortの場合は、Sectionボタンを押してつまみをカチカチと回すだけ。超高速でナッジ可能です。
マーカーで楽できる
Markerボタンが点灯している時は、つまみ真ん中を押すだけで新しいマーカーを作れます。ショートカットならShift+Yですが、よっぽど楽ですね。
また、マーカー間の移動も、Prevボタン・Nextボタンを押すだけ。ショートカットなら、Shift+N キー(次のマーカー)・Shift+B キー(前のマーカー)とややこしいです。
マスターボリューム変更も、つまみを回すだけ。
歌や楽器のレコーディングの際に、マスターボリュームが大きすぎて、ヘッドホンから音が漏れてしまう。そんな時に、マスターボリュームを下げることがあると思います。
FaderPortでは、Masterボタンを押して、つまみを回すだけでマスターボリュームの変更が可能。つまみ真ん中プッシュで、0dbに戻ります。
これをキーボード&マウスでやると、F3でミキサーを出して、マスターでボリュームを下げて。0にする時にまたミキサーを出して、0を打って。……と、地味~にめんどうくさい。
再生ボタン回りも普通に使いやすい。
再生・巻き戻し・停止などのトランスポーズ周りも、普通に使いやすいです。
FaderPortを左側に置けば、キーボードのテンキーショットカットと併用し、右手でも左手でも再生・巻き戻し・停止ができます。
ボタンの押した感じは、ポコッ(パコッ)と言った感じ。気持ちがいいです。ただ、生録する時には、少し音が入ってしまうので気をつけましょう。
肝心のモーターフェーダーはどうか
音量調整はたしかに楽。
マウスでミキサーを触る時は、数値を目で追いかけがちだと思います。FaderPortのフェーダーをいじる時は、どちらかというと耳で合わせるイメージです。
そ~っと触ると、0.1db単位で微調整できるので、マウスで微調整するよりよっぽど楽。
ただ、いつもどんなときでもフェーダーを使ってるわけじゃなく、マウスのホイールで調整することもよくある。
オートメーションについて
私的には、オートメーションはマウスでいじることの方が多いです。ボタンの戻し忘れで上書きが頻発してしまい、元々慣れているマウスで書くほうが早いため。
まとめ
FaderPortを購入すれば、普段のDTM作業が確実に少し便利になります。
慣れるまで少々時間がかかるかもしれませんが、導入すればきっと幸せになれます。